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危険を避けるか? 対峙するか?

パソコン教室スタディPCネット大分高城校のコラム「危険を避けるのか?対峙するのか?」

パソコン教室スタディPCネット大分高城校のコラム。今週は、子供のインターネットとのかかわり方について私見を述べたいと思います。

 

インターネットは今や重要な社会インフラ。パソコンだけでなく、携帯電話、テレビ、ゲーム機、スマートスピーカー等々・・・あらゆる物がインターネットにつながっているばかりか、インターネットにつながっていないと役に立たない機器も増えてきています。

誰もが簡単にインターネットを通じてあらゆる情報にアクセス出来るようになり、世界中の誰とでも簡単にコミュニケーションが取れるようになった事は良い事ですが、その反面インターネットを介した犯罪も増えてきているのも実情です。

特に青少年がネット犯罪に巻き込まれるケースが年々増えてきているそうで、実際にニュース等でもSNS起因のストーカー犯罪や、詐欺事件に関与した事件が報じられています。

これらのトラブルを避ける方法として先ず言われるのは、青少年をそれら事件の起因となったインターネットから可能な限り遠ざけようとする方法。ネットに接続可能な機器を与えない、機器を与えてもフィルタリングなどの機能を使って子供たちが有害なサイトへアクセスできないようにするなどが、まさにインターネットから可能な限り遠ざける方法になるかと思います。

でも、個人的には「この方法はどうだろう?」と疑問を感じています。

例えばインターネットに接続可能な機器を与えなくても、インターネットにアクセスする方法はいくらでもあります。友達の機器を借りることも可能でしょうし、ゲーム機でもアクセスする事は可能です。インターネットカフェにだって、行こうと思えば実際には行けます。

フィルタリング機能についても同様です。全く効果がないとは言いませんが、フィルタリング機能を設定した危機では正直なところ真に有害でなくてもアクセス出来ないサイトが多く存在し、なかなか有効に機器を活用する事が出来ません。そうなれば、子供たちは別方法でのアクセスを試みようとします。

そもそも、これから先の世界では、これまで以上にあらゆる物がインターネットにつながり、インターネットを介して仕事をしたり、各種手続きをしたり、いろんな物を買ったりする生活へと変わっていきます。つまり、インターネットはこれまで以上に重要な社会インフラの一つとなり、インターネット無しでは生活が成り立たなくなっていきます。

子供たちがこれから先、このような世界で生きていくかねばならないのに、有害な部分があるからと言ってとりあえずインターネットから子供たちを遠ざけるということは、なんの訓練もしていない状態で子供達がいきなり社会に出ていくという事。これは、明らかに子供たちにとって大きなリスクです。

大切なことは、少年時代から正しい知識を習得しながらインターネットを活用できる人間へと子供たちを成長させていく事。

危ないから、怖いからといって避けていこうにも、これから先は避けてはいけない事を理解したうえで対峙し、正しく活用するためのスキルを磨いていく事こそ大事なのではと私は思います。

その為には、大人も学ばなければなりません。子供たちが大きな間違いを起こさないように、正しいルールを作り、正しい対策を行い、子供たちにインターネットを上手く活用するための術を教えていく必要があります。

ただ、実際に何をすべきかはなかなか難しい面もあるかと思います。そんな時は、スタディPCネット大分高城校にぜひご相談下さい。

子供たちの未来が明るくなるのであれば、当校は喜んでご協力をさせて頂くつもりです。

 

 

本日は思うところあり、珍しくまじめなコラムとなってしまいました・・・(照)。

 

関連リンク:「11月17日(土)原川中学校にて講話させて頂きました

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