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偶には違う分野の人と話しをしてみる

パソコン教室スタディPCネット大分高城校のコラム|偶には違う分野の人と話しをしてみる

パソコン教室スタディPCネット大分高城校のコラム。今週は、「偶には違う分野の人と話しをしてみる」という題目でお話しをしたいと思います。

私も以前はそうだったのですが、同じ会社でしかも同じ部署に長い間いると、良くも悪くも仕事に慣れて来てしまい、多少きつい事や無駄な事もいつの間にか当たり前と思って仕事をするようになってきます。また、仕事を覚えた当時は最も効率の良い方法で行っていた作業も、時代の変化や技術の進化に伴い当時最善の方法が陳腐化してしまい非効率な方法にいつの間にシフトしていってしまいます。

これらの事象はどこの企業でも起こる事だと思うですが、問題は上記な様な事象に気が付かずに日々過ごしてしまう事。

気が付かずとも何とか気力と体力で業務をこなし対応できているうちは未だ良いのですが、それもやがて限界が来ます。人間は24時間フルに働く事は出来ないし、世の中は深刻な人手不足なので人を増やして対応をするのも難しい状況。仮に運よく新しい人が入ってくれたとしても、会社は人が増えた分だけ人件費を積み増さなけ得ればならないし、社員だっていつまでもきつい仕事が長続きするわけはありません。

ここで出てくるのが、最近よくテレビなどの報道でも叫ばれている「働き方改革」なるもの。

「働き方改革」の目玉はなんだか休みを増やす事だと半ば勘違いされ気味に報じられるケースも多々あるように感じますが、実際は会社での働き方を変える事で業務効率を上げて、結果(出力)は同じかそれ以上だけども時間的余裕を作っていこうというもの。要は、同じ仕事だけど今まで16時間かかっていた仕事を8時間で出来るようになれば、減った分の8時間は個人の趣味やスキルを上げる時間に充てたり家族サービスをする時間に充てる事できますよねと言う事(この事が更に仕事の効率を上げる事につながる)。

日本だけにいるとなかなか気が付きませんが、日本は最先端の国の様に見えて実は労働生産性は先進国中で21位(2016年)とけっして高くはありません。つまり、言い換えれば仕事の効率が良くないという事です。

労働生産性の問題は様々な会社でも議論されているかとも思いますが、その実態をみると実はちょっとした「改善」と言ったものが多く、これまでのやり方を大胆に変えるといった取り組みを行っている会社はあまり多くないような気がしています。もちろん日々の「改善」作業も非常に重要なのですが、大幅に生産性を改善するのにはやはり「改善」だけでは限界があります。

なにかを変えようとするとき、殆どの会社では社内の有識者や責任者が集まって会議を行い、様々な議論を重ねるケースが多々あるかと思います。いろんな議論をして、方法を見出すこと自体は悪い事ではありませんが、大胆な改善をしようと言う時に同じ職場の人たちだけで議論を重ねるとこれまでの経験や成功体験が邪魔をして新たな発想が生まれないケースがあります。本人は気が付いていなくてもどこかで「この分野ではこれが常識」「この方法は過去に似たような事をして失敗している」等々・・・

もともと人間は変化を避ける生き物なので、経験があればあるほどに新しい事をやらないための理由を見つけようとしてしまいます。

この様な事を避けるには、偶に違う分野の人や、違う会社の人を交えて議論する事が重要ではないかと考えています。

違う分野の人には今議論されている事に関しての経験はないかもしれませんが、逆に知らないからこそ客観的に物事見ることが出来ます。時には経験者にとっては眉を顰めたくなる発言や、突拍子のない発言が出るかもしれませんが、経験者からは得られない突拍子もない発言と経験者の知識が融合し新たな発想が生まれるケースも多々あるのも事実です。

「そうは言っても誰と話しをすればよいの~?」なんて悩んでいる方は、スタディPCネット大分高城校に相談してくださいね。いつでも、突拍子もない話しをしに代表自らはせ参じますので・・・。

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