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プログラミング的思考っちなんかぇ?

パソコン教室スタディPCネット大分高城校の人気コラム|プログラミング的思考っちなんかぇ?

今週のスタディPCネット大分高城校のコラムは、先日ある知り合いから「プログラミング的思考っちなんかぇ?(大分弁)」と聞かれた際に思ったことっを綴ってみたいと思います。

 

2020年からの小学校での必修化を前に、大分でも親御さんの関心が高まり始めたプログラミングですが、その目的を正しく理解出来ている方は未だ必ずしも多いとは言えない状況です。

偉そうに「プログラミング」なんて題して、もっともらしい文章を記している私でさえ、「論理的思考力だ!」、「問題解決力だ!」、「創造力だ!」なんて言っておきながらも、本当にどの程度それらがプログラミング教育を通じて育まれていくのかは正直分からない部分が多々あります。

ただ、プログラミングの効果の度合いが分からないと言っても、やはり自ら考え答えを見つけ出す作業や問題点を見つけ出し改善していく作業はこれからの社会では必要不可欠ですし、子供たちにそのような場を提供していく事は大人たちの責任だと考えています。

 

少々話しが反れてしまいましたが、最初の「プログラミング的思考っちなんかぇ?」という質問に話しを戻します。

この質問をされた方は、パソコン苦手、ましてや「プログラミングなんてなんのこっちゃ!?」という感じの方。この様な方に対しての答えとしてどの様に答えれば良いのかと一瞬悩んでしまいましが、とりあえず身近なものに例えるのが良いだろうと思い「例えば、あなたが今からビールを飲むとすると、どのように行動してビールを飲みますか?」と質問してみました。

すると、「ジョッキを持って飲む」と言うのが、その方の答え。それに対し私は「まぁ、想定内の普通の答えなんですが、プログラミング的に考える違うんですよねぇ~」と。

人間の何気ない行動(ここではビールを飲む)という行動ですが、実は人間は無意識のうちにジョッキの位置を確認したり、ジョッキの中身を確認したり、ジョッキまでの距離を測ったり、そこまで右手を延ばさせたり、指を開いたり握ったりしてジョキを掴んだり話したり、口を開けたり・・・

ものすごく複雑な処理を頭の中で行って、体の各部位に指示を出して「ビールを飲む」という行動を成立させている事を伝えました。また、このような行動を書いてあげることで無駄な行動が無かったかとか、ビール飲む前に追加注文しとけばよかったとか、飲む前に明日の予定を確認して飲む量をセーブしておけば良かった等々・・・

「改善すべき点が見えてきて、次の行動に活かせるようになる」という事が、先ずはプログラミング的思考の第一歩で、その思考はよくよく考えると日常の生活にも役に立つことを話しました。

 

この話しを聞いたその方は、「そんなん、めんどくせぇなぁ~」と笑ってましたが、日々の生活でもスポーツでも、自分の行動を細分化して分析する事は役に立つことだと思うし、この行動がプログラミング的思考の第一歩とも思っているのですがどうでしょうか?

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