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ホントはパソコン教室ってあまり好きじゃないんです

パソコン教室スタディPCネット大分高城校の人気コラム|ホントはパソコン教室ってあまり好きじゃないんです

パソコン教室を運営しておきながら言うのもなんですが、実のところワタクシ、パソコン教室って響きがあまり好きではないんですよね。

 

こんなことを言ってしまうと、「パソコン教室のオーナーとして自覚が足りない!」なんてお叱りを受けそうなんですが、個人的にはやはりパソコン教室って響きに違和感を感じているです。

 

それはなぜかというと、まずパソコンは単なる道具にしか過ぎないと思っているということ。

パソコン教室に通えば、文章を作ったり、表計算ソフトを使えるようになったり、何かをデザインしたり、ネットで買い物をしたりといろんなことができるようになります。

でもそれは、パソコンを習っているんじゃなくて、いろんなソフトの使い方を習って覚えたということ。もちろんパソコンとしての基本であるキーボードやマウスの使い方は共通スキルとしてあるのだけれども、それだけじゃ何の役にも立たない。

パソコンを使って何かを作ったり、何かをしたりすることが出来なければパソコンなんてただの箱だと思うんです。

例えるなら、大工さんのノコギリや金鎚と一緒。気の切り方や、釘の打ち方だけを覚えても家は建てられないわけで、それらを使って家を建てられなければ何の意味もないのと一緒なんじゃないかと思っているんです。

じっさい、大工さんになるために学ぶ場所は世の中に存在しているけれども、ノコギリ教室や金鎚教室なんてのは聞いたことないですよね(あるのかなぁ?)。

そう考えると、パソコン教室ってネーミングは、ノコギリ教室や金鎚教室っていうのと同意に聞こえてきて、ちょっと違和感を感じてしまうというのが個人的見解なんです。

 

もう一つの理由は、パソコン教室というネーミングが邪魔をして、自分の教室の幅を狭めてしまっているんじゃないかと感じてしまっていること。

パソコン教室には、当然多くのパソコンが常設されています。スタディPCネット大分高城校は、大きなパソコン教室ではありませんが、それでもスタッフ2名に対し10台以上のパソコンが教室内に設置されています。もちろん、ファックスやプリンターもあります。

そして、わたくし自身は25年間、技術者として働いてきたおかげで、資料作成やパソコンの設置作業、トラブル対応、新事業の企画などをおこなうことが出来るスキルを身につけることが出来ました。

教室にある道具(パソコン)と自分のスキルをうまく結びつけることが出来れば、実はパソコン教室はちょっとしたオフィスとなってくれます。

 

実際、スタディPCネット大分高城校では、いくつかの中小企業様からご依頼をいただき、PC関連のサポート、資料作成のサポート、新規事業の立ち上げサポートなどの業務を行っています。

もし私が「パソコン教室」という言葉に囚われていたら、きっと教室でのレッスン以外の業務は行っていなかったのではないかと思っていますが、看板にパソコン教室という文句があるばかり、これらの業務のもっと広げようとすると一苦労してしまうのではないかとも考えています。

 

パソコンは単なる道具にしか過ぎないということを前半お話ししましたが、パソコン教室を運営していて一番心配なことは仕事としてパソコンを使う機会が減ってしまい、実戦から遠ざかってしまうこと。自分自身が道具の使い方ばかりを生徒さんに伝えてしまい、実戦の場で本当に役に立つスキルを伝えることが出来なくなってしまうことに実は大きな危機感を持っています。

パソコン教室をやりながら、さまざまな企業のサポートを行っていくことは大変な部分もありますが、そのような対応を継続することで教室としての質も向上していくのではないかと私は考えています。

 

「パソコン教室ってあまり好きじゃない」なんて言ってしまう、ちょっとばかり変なパソコン教室ですが、皆さんに愛され役に立つ場でいられるように、わたくし自身もぬるま湯に浸からずに鍛錬していかねばと思う今日この頃です。

 

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パソコン教室を名乗りながら、Tシャツ作ったり、ペン習字したり、ロボット作ったりしている教室・・・

その場は、スタディPCネット大分高城校!