大人気のヒューマンアカデミーロボット教室
スタディPCネット大分高城校にて開講中!

スタディPCネット大分高城校で、隔週の木、金、土、日開講中のヒューマンアカデミーロボットプログラミング教室。開講当初はプログラミング教育に対する認知度もあまり高くなく、生徒の数もさほど多くない中で教室を運営していましたが、2020年度の小学校プログラミング教育必須化などもあり、親御さんたちの関心度も急激にアップ。おかげさまで現在は、特別クラスを含めて多い時で週6クラスを開講しています。
プログラミング教室は当校だけでなく、今や子ども向け教室として人気の教室ですが、教室を運営する側、講師として指導する側にとっては実は大変だったりします。
今回は何が大変なのかについて、実体験を踏まえてご紹介したいと思います。
単なるブロック遊びにならいように
最低限のルールがあることを認識させるための対応を考える

ブロックを使うヒューマンアカデミーのロボットプログラミング教室は、子どもたちの発想しだいでいろんなものを具現化できる良さがあります。
ただ、好き勝手に作らせていただけでは単なるブロック遊びになってしまい、教室が無法地帯となってしまいます。
実は、スタディPCネット大分高城校でロボットプログラミング教室を始めた当初、教室の運営方針や最低限のルールを決めずに教室をなんとなく運営してしまっていた時期がありました。
ルールを決めずに教室をしてしまうと、机の上のパーツはぐちゃぐちゃ、ロボットが動かない、パーツが足りない、勝手に違うロボットを作って他の子を邪魔する等々・・・。当時はさして受講生徒数も多くなかったのにも関わらずトラブルが頻発し、教室がうまく回らない状況になっていました。
これはダメだということで、スタディPCネット大分高城校では、以下のルールを決めて今現在教室を運営しています。
- 教室に来たらリュックからパーツを出して机の上に置き、空になったリュックは机の下のボックスに入れる。
- 受講カードを自分で提出し、出席のスタンプをもらう。
- 全員揃ったら、みんなで集まり始まりのあいさつをする。
- 各ポイントでは必要なパーツを集め、集めたら必ず先生のチェックを受けて抜けがないか確認する(パーツチェックする部分については、各自のテキストに予め付箋を貼っておき、子どもたちがチェックポイントを見逃さないようにしています)。
- 終わったら自分でパーツをしまい、机の上のチェックと整理。イスとリュックを入れていたボックスはちゃんと元の位置に戻して、みんなが終わるのを待つ。
- 全員の片づけが終わったら、みんなで終わりのあいさつをする。
- ちゃんと終わりのあいさつをしたら、全員でじゃんけん! ご褒美の飴玉をもらう順番を決めて、飴玉をもらった順に解散。
わざわざ紙に書いて貼りだしたりはしていないのですが、毎回口頭で上記順番にしたがい行動するように促して、実際にやってもらっています。
正直なところ、嫌がる子どももいますが、最低限のルールとして必ずやってもらうように常に言うようにしています。
上記ルールさえ守ってくれれば、あとは人に迷惑をかけるような行為以外は基本自由。たのしくおしゃべりしながらでもよいし、疲れたら休憩してもよいし、息抜きに関係のない話しをしてもOKです。
最低限のルールがあることを子どもたちが認識し実践してくれるようになることで、講師側の負担は極端に減ります。負担が減ることで、各々のロボット製作状況を確認する時間が取れるようになるので、必然的に子どもたちのロボットが動かないなんてトラブルが減り、授業内容の質も上がっていきます。
ロボットが動かないなんて日常茶飯事
講師は日ごろから論理的思考力、問題解決力を養う訓練しておく必要あり!

ヒューマンアカデミーのロボットプログラミング教室では、カラー写真をふんだんにつかったテキストが準備されています。
また、各ポイントで使用するパーツの種類や数もテキストに明記されているので、テキストどおりにパーツを集め、テキストどおりに組み立てていけば基本的にはロボットは動くようになっています。
ところが、実際の教室ではロボットが全く動かなかったり、動いても動きが変だったり、ロボットがすぐにひっくり返ったりなど、様々なトラブルが発生します。
さらには、テキスト通りに作ったロボットは動いていても、完成後に子どもたちに自由に改造してもらったロボットでは動かなくなってしまうケースも多々あります。
こんなときは子どもたちは、なぜ動かないのかを私やサポートに入っている講師に聞いてきます。
この時、講師が動かない原因を出来るだけ早く突き止めて、子どもたちに指摘し修正するように促す必要がありますが、講師自身がなんとなくロボットをテキスト通りに製作し動く原理を理解せずに指導に入ってしまうと、動かない原因を突き止めることができずにあたふたしてしまいます。
製作したロボットが動かない場面が多くなってしまうと、子どもたちにとって「ロボットプログラミング教室は面白くないもの」と認識されてしまう可能性が高まってしまい、プログラミング教室の本来の目的を果たせなくなってしまいます。
このような事態を避けるためには、講師もプログラミング教育の目的である論理的思考力、問題解決力を日ごろから養う訓練をしておく必要があります。
「ああしなさい、こうしなさい」はダメ
自由な発想の芽を摘むことで、考える力が養われなくなる

子どもたちのロボット製作、ロボット改造の様子をみていると、大人から見て「もっとこうすれば良いのになぁ」とか、「そんな改造したって意味ないじゃん」だとか、「それじゃロボットうまく動くわけないじゃん」なんて場面によく遭遇します。
そんな場面に遭遇すると思わず「ダメダメ、それあじゃ」とか「ああしなさい、こうしなさい」と大人である講師の方は思わず口を出したくなってしまいます。
ただロボットプログラミング教室で講師が必要以上に口をはさんでしまうのは、個人的にはダメだと考えています。
以前のブログでも書いたのですが、一番大切なことはの一つはプログラミング教室では失敗を経験して、その失敗した原因を考えることです。失敗した原因を考えることで、観察力や論理的思考力を身につけることが出来るのに、大人が頻繁に余計な口出しをしてしまうと、この体験が出来なくなってしまいます。
また、そもそも大人の過去の経験に基づいた助言は、実は正しいとは限りません。子どもは既成概念に囚われることなく自由な発想でロボットを改造したり、プログラミングをしたりします。その結果、偶然かもしれませんが大人では考えつかないおもしろい改造ロボットが完成したり、おもしろいプログラムが出来上がったりすることもあり、講師である我々が逆に驚かされることもしばしばあったりします。
このような驚きは、子どもたちに対して「ああしなさい、こうしなさい」といった感じで接していると得られないものだと考えています。
講師も鍛えられるのがロボットプログラミング教室です
子どもに負けないくらい柔軟な発想力を鍛えておく必要があります

プログラミングは、国語や算数の様に答えが一つというものではありません。
目的を達成するための方法は幾通りもあり、どの方法がベストなのかもその時々の状況によって変わってきます。
それだけに、テキスト通りのプログラミングを子どもがおこなっていなくてもちゃんとロボットが狙った通りに動く場合もありますし、テキスト通りにプログラムをしたつもりでもちょっとしたミスがあり動かない場合もあります。
プログラミングをしないロボット製作だけの教室でも同じで、テキスト通りにパーツを組んでいなくてもロボットは動く場合もありますし、そうでない場合もあります。
目的を達成するための手段が幾通りもある分、講師にとっては何が間違いで、どこにミスがあるのかを見つけるのが難しい面もあります。
それだけに、講師自身も毎回組み立てるロボットやプログラムの中身をきちんと理解しておく必要がありますし、常に固定概念に囚われず柔軟な発想力を持つように頭を鍛えておく必ようがあります。
一度問題の解き方を覚えておけばOKという教室ではないため、きちんと教室運営をやろうとすればするほど講師にとっては負担が大きくなってしまいます。
この負担を克服しつつ、教室のレベルを一定以上にいかにして保つのかがロボットプログラミング教室の課題である判明、この課題を克服した教室が今後もロボットプログラミング教室を続けていくことが出来るのであろうと勧化ています。
スタディPCネット大分高城校の取り組み
ロボットプログラミング教室の質向上に向け活動を開始しています
以上のようにロボットプログラミング教室をきちんとした形で運営していくことは大変ですが、今後の日本を支える人財を育成するうえではプログラミング教育は必要不可欠。スタディPCネット大分高城校としても、微力ながらこの人財育成に少しでも貢献できたらと考えています。
当校では、ロボットプログラミング教室を運営していくのに際し、毎月サポートに入ってもらう講師の方にも実際にロボット製作を行ってもらっています。実際に自分で組み立ててみないと難しいポイントも分かりませんし、トラブルが発生した際に確認するポイントも分からないからです。
さらには、今度の12月からは私を含めた講師全員で毎月のロボットの勉強会をすることにしました。どんな技術が組み込まれているのか、どんな改造をすると面白くなるのか、どんな応用プログラムを子どもたちに考えてもらうかなどを対応する講師全員で試行錯誤しながら、よりよい教室作りを目指したいと考えています。
スタディPCネット大分高城校で開講中のヒューマンアカデミーロボットプログラミング教室では、随時入会受付中。無料体験もありますので、子ども向けプログラミング教室をご検討中の親御様は、まずはお気軽にお問合せください。



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