プログラミング教室でのDくんの姿を見て

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ヒューマンアカデミーロボット教室

パソコン教室スタディPCネット大分高城校のプログラミング教室

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パソコン教室スタディPCネット大分高城校で開校している、子ども向けロボットプログラミング教室「ヒューマンアカデミーロボット教室」写真1
※写真と本文は関係ありません

パソコン教室スタディPCネット大分高城校で開校している、子ども向けロボットプログラミング教室「ヒューマンアカデミーロボット教室」に通っているDくんのお話しを今日はしたいと思います。

 

Dくんは、間もなくロボットプログラミング教室に通い始めて1年になります。

明るく、人懐っこく、人のよさそうなDくんですが、実は入校当初は少しばかり手のかかる子どもでした。

 

特に暴れたり、騒いだりという訳ではないのですが、とにかく集中力がない。

周りで何か音がするとそちらが気になってしまい、自分が制作中のロボットはほったらかしで音のする方に行ってしまう。

他の子のロボットが先に完成すると、これまた自分が制作中のロボットはほったらかしで他の子が作ったロボットの方に行ってしまう。

 

とのかく周囲のことが気になってしまい、自分のやっていることを忘れて教室中を右往左往するDくん。

私を含めた指導者は、Dくんが右往左往する度にDくんに声をかけ、時には手を引っ張り自分の作業机まで連れ戻すといったことが毎回のお決まりごとの様になっていました。

 

ところが教室に通い始めて半年が過ぎたころあたりから、少し様子が変わってきました。

 

まず、ロボット製作中に自分の机を離れる機会が圧倒的に減りました。

もちろん、ロボット製作の途中でとなりの子どもとお話しをしたり、少しふざけたりするようなこともありますが、ロボット製作の途中であることを忘れずにすぐにロボット製作を再開します。

 

机の上のようすも随分と変わりました。

以前は分解したパーツが机の上に散乱している状況が多々見られましたが、今は必要なパーツだけを出して、不要なパーツは整理を意識しながら元の場所に戻すようになっています。

 

そして、何よりもロボット製作の時間が短くなり、しかも正確になりました。

形だけは整ったけど、大事な部品を付け忘れていたり、部品の向きが逆だったりということが殆どなくなりました。

製作時間が短くなった分時間があるので、余った時間で何度も改造し様々な課題をクリアするためのチャレンジをするようにもなりました。

 

本当に見違えるほど成長に驚いているのと同時に、ロボットプログラミング教室を通じて子供が集中力を増し、整理整頓を覚え、創造力を伸ばすことが出来るのだなぁと確信できたような気がしました。

 

今、世の中には様々なプログラミング教室が存在していますが、当校でしか出来ない事とはなんなんだろうと日々考えています。

子どもたちの成長や失敗を目の当たりにしながら、同じものを提供し続けるだけでなく、日々試行錯誤をしながら、良いものを模索していこう。

良いものが提供出来たら、必ず子どもは成長するんだということをDくんの姿をみて感じた今日この頃。

 

新学期に向かって、教室のあり方、存在意義をスタッフと共に再度考えていこうと思っています。


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