エクセルでセルに入力可能な値を制限する
入力規則を設定することでセルに間違った値が入力されるのを防ぐ

エクセルでアンケートシートを作成し、そのシートを使って複数の人に記入してもらうような場面では、回答欄に対象者が好き勝手に文字を入力したり、誤った値を入れたりすることのないようにしておかないと、苦労して集めたアンケート結果が集計できなくなってしまうことがあります。
また、マクロなどを使って表に入力した値を処理する場合でも、入力値に誤りがあると正しい処理が出来なかったりといった問題も発生してしまいます。
この様な事態をさけるためには、予め値を入力するセルに入力規則を設定しておくという方法があります。
今回は、入力規則の設定の中から範囲内の整数しか入力できないようにする設定をご紹介します。
①まずは【データ】タブ→【データの入力規則】

- まず最初に、入力規則を設定したいセルを選択します。
- 次に【データ】タブをクリックして、表示されたボタンの中から【データの入力規則】ボタンをクリックします。
- すると【データの入力規則】ダイアログボックスが表示されます。
②【設定】→【整数】を選択後、最小値と最大値を設定

- 【データの入力規則】ダイアログボックスが開いたら【設定】タブが選択されていることを確認します(【設定】タブになっていない場合は【設定】タブをクリック)。
- 【入力値の種類】から【整数】を選択します。
- ダイアログボックス内の表示が変わり、【データ】に【次の値の間】、新たに【最小値】【最大値】の項目が表示される。
- 入力可能な整数データの【最小値】と【最大値】を各項目に入力する。
③【入力時のメッセージ】と【エラーメッセージ】を設定する

- ダイアログボックス内の【入力時メッセージ】タブをクリック。
- 【タイトル】欄に入力セルに表示するタイトルを入力。【入力時メッセージ】欄に入力セルに表示するメッセージを入力。
- ダイアログボックス内の【エラーメッセージ】タブをクリック。
- 【タイトル】欄にエラーメッセージのタイトルを入力。【エラーメッセージ】欄にエラーメッセージを入力。
- 【OK】をクリック
④入力規則設定を確認する

上記までで設定は完了ですが、正しく設定がなされてるのかを確認します。
- 対象セルに設定外の値を入力します。
- エラーメッセージが表示されます(設定どおりのメッセージになっているのかを確認します)。
- エラーメッセージ内から【再試行】をクリック。
- 正しい値を入力して、エラーメッセージが表示されないことを確認します。
何かしらのフォーマットをエクセルで作成する際、誤った値を入力出来ないようにしておくことで無駄な確認作業ややり直し作業を防ぐことが出来ます。
何度か練習すると使えるようになると思いますので、ぜひチャレンジしてみてください。
来週も入力規則設定にかんするワンポイントをご紹介する予定ですので、ぜひご覧になってくださいね!
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