
スタディPCネット大分高城校でヒューマンアカデミーのロボット教室を始めた当初、教室に通っている生徒の中になかなかうまく時間内にロボットを製作出来ない子供が何人かいた。
ロボット教室にやってきて、目的のロボットが完成しないというのは、子どもたちがロボット教室を嫌いになってしまう原因になりかねない出来事。
そんな状況だけは何としても避けたいと思った私は、時間内にロボットが完成するように一生懸命に子どもと一緒に部品を探し、口を出したり手を貸したりしながら、なんとか全ての子どもが時間内にロボットが完成するようにと考えながら対応をしていた。
ただ、ロボット教室の本来の目的であるプログラミング的思考(論理的思考力、想像力、問題解決力など)を育むという視点からすると明らかに私の対応はNG。
どうしたものかと悩んでいた私は、時間内に確実にロボットを作り上げる子どもと、出来ない子供の差をじっくりと観察してみることにした。
観察してみて気づいたのは、いつも確実に早くロボットを仕上げる子はロボットの製作開始が実は遅いという事。
どういう事かというと、彼らはいきなりブロックを組合わせてロボットを作り始めるのではなく、必要な部品をしっかりと揃える作業を行い似た部品の確認や数の確認をしっかりとやっているということ。
各フェーズで揃えた部品に間違いがないことを確認したうえでロボット製作に入るため、部品を頻繁に探すという作業がなくなりブロックを組合わせる作業に集中出来ている。
また、どの部品をどこに入れておくのかを自分なりに決めて整理整頓をしているので、部品を探す時間も短い。
翻って時間内に出来ない子を観察してみると、部品を一つづつ探しながらロボット製作を開始するので、スタート直後は出来る子よりも早く出来ているように見えるが、しばらくすると出来る子に抜けれている。
周りの子が自分よりも進捗が速いことに気が付くと、焦ってしまい部品のサイズや向きを確認せずにブロックを組み、その結果ロボットが動かずにやり直しが発生。さらに進捗が遅れていってしまう。
また焦る気持ちが原因で、不要な部品をケースに戻す際も慌てて雑に作業を行ってしまうため、次のロボット製作の際には部品がどこにあるのかが分からなくなってしまい、さらに進捗を遅らせる原因にもなっている。
この様な状況を踏まえ、スタディPCネット大分高城校でのヒューマンアカデミーのロボット教室では、各フェーズでの部品チェックを今は行っている。
各フェーズ毎に部品が揃ったら私のところまで持ってきてもらい、部品の間違いや数に不足がないかを確認し、問題がなければロボットの組み立てに入れるようにした。
その結果、ロボット教室の時間中、右往左往して私の姿は教室から完全に消え、子どもたちもこれまでに以上にロボット製作に集中するようになった。
これまで乱雑に部品を収納していた子供がきれいに部品を分類して直すようになり、整理整頓が出来るようになった事でロボットを早く正確に作ることが出来るようになっているし、ロボットの製作に余裕が出てきたおかげで、おもしろい改造を試みる子供も増えてきている。
2020年から小学校で必須化されることで注目されているプログラミング教育。
論理的思考や創造力なんて言葉が飛び交っていますが、じつは整理整頓をちゃんと出来るようにするというのがプログラミング教育の最初の基本なのかな私は考えています。
物の整理整頓が出来るという事は、頭の中の整理整頓が出来るということだと考えているのですが、いかがでしょうか?
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関連リンク:「ヒューマンアカデミーロボット教室」


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