IF関数をネストして条件別の結果を表示する①

パソコン教室スタディPCネット大分高城校のエクセル上達ワンポイント|IF関数をネストして条件別の結果を表示する

今週のパソコン教室スタディPCネット大分高城校エクセル上達ワンポイント講座は、「IF関数を使ってみる①IF関数を使ってみる②」の応用編。IF関数をネストして条件別の結果を表示する方法を、今週から3週に分けて紹介します。

 

今週は、IF関数をネストして使用する際の、前準備編。

実際のエクセル操作は来週以降の紹介となりますが、ここを理解していないとIF関数をネストして使用できないので、しっかりとチェックしておいてくださいね。

 

 

「ネスト」とは「入れ子構造」という事で、IF関数をネストするというのはIF関数の中にIF関数を入れて使用することを意味します。

この様な構造を取ることで、A条件の場合の処理、B条件の場合の処理、C条件の場合の処理といったような分岐処理が可能になります。

 

今回の事例では、会員日数が400日以上だったら割引額を会費の20%に設定、200日以上だったら割引額を10%に設定、200日未満(それ以外)だったら割引額を0として割引額を算出する式を組んでいきます。

上記のような処理を行う場合、まずは400日以上か否かで処理を分け、400日以上の条件を満たす人は会費に20%をかけて割引額を計算します。この処理から外れたのは400日未満の人となりますが、ここで再度IFの条件分岐処理(ネスト)を行う事で残りのデータを200日以上のものと200日未満のものに分け、200日以上の人には会費に10%をかけて割引額を計算します。

ここまでの処理で残ったデータは200日未満の人のデータのみとなるので、残りは割り引く額を0で設定して処理が終わります。

 

まずは下図右下を参考に処理の流れを理解しましょう。次週からこの処理の流れに沿って、実際にエクセルを操作しIF関数をネストして条件別の結果を表示させるように数式を組立てていきます。

関連リンク:「ネストした関数を修正するIF関数をネストして条件別の結果を表示する②IF関数をネストして条件別の結果を表示する①」「IF関数を使ってみる①」「IF関数を使ってみる②」「エクセル上達ワンポイント講座

まずは400日以上か否かで処理を分け、400日以上の条件を満たす人は会費に20%をかけて割引額を計算します。この処理から外れたのは400日未満の人となりますが、ここで再度IFの条件分岐処理(ネスト)を行う事で残りのデータを200日以上のものと200日未満のものに分け、200日以上の人には会費に10%をかけて割引額を計算します。  ここまでの処理で残ったデータは200日未満の人のデータのみとなるので、残りは割り引く額を0で設定して処理が終わります。
まずは400日以上か否かで処理を分け、400日以上の条件を満たす人は会費に20%をかけて割引額を計算します。この処理から外れたのは400日未満の人となりますが、ここで再度IFの条件分岐処理(ネスト)を行う事で残りのデータを200日以上のものと200日未満のものに分け、200日以上の人には会費に10%をかけて割引額を計算します。 ここまでの処理で残ったデータは200日未満の人のデータのみとなるので、残りは割り引く額を0で設定して処理が終わります。